会長挨拶   創立20周年記念式典     平成24年5月28日

 

 連合会創立20周年式典の開会に当たり主催者を代表して一言御挨拶申し上げます。

 本日は技士会連合会創立20周年式典のためにお忙しい中を皆様方には全国からお集まり頂きまして、まことにありがとうございます。また大変お忙しいなか、国土交通省(技監の佐藤様)をはじめ関係各位のご臨席を賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。

 

 当連合会は、当時の建設大臣から法人設立許可を得た平成4年2月27日を創立日としております。

従って今年2月27日には丁度20年目を目出度く迎えたことになります。

  遡れば昭和44年に土木施工管理技術検定制度が出来たことにより、同年に1級土木施工管理技術認定試験を、翌年に2級土木施工管理技術認定試験を実施して、爾来毎年、世に土木施工管理技士が送り出されて参りました。そして昭和49年に、現在の全国土木施工技士会連合会の前身である資料

頒布会が、任意団体として発足致しました。

  この制度の発足当時、この資格を実務に活かす様な仕組みが必ずしも明確とは言い難く、制度に対する世間の認識も、また資格自体に対する当事者自身の自覚も確立しないきらいがあった様であります。それ故に、技士の資格を有する方々が集まって組織を作る気運は、なかなか醸成しなかった様であります。そうした中で、全国に先駆けて初の技士会が静岡県に誕生したのが、昭和51年でありました。<

 当時、技士会を作ってどういうメリットがあるのか、という躊躇反駁にあって「技士会はメリットを求めて作るのではなくて、作って力をつけてメリットを自ら生み出そう、自らの体質を強化すること自体がメリットなのだ」と言う信念の元に誕生にこぎ着けたそうでありますが、幸いにして先達が抱かれたこの信念は、やがてその後、全国に続々と技士会が誕生していった事実と、その活動実績とで、全国の技士会の皆様方の確信へと昇華していった筈であります。これは即ち連合会自身の存在感にも繋がるものでありましょう。

 

 現在の日本の建設分野は、東日本大震災からの復旧復興工事、厳しい状況が続く公共事業、品質確保法による入札制度の改革、その中にあってインフラの維持管理の更なる必要性、その為の財政的な問題などに直面している時代であります。本会は創立時からの志を見失わず、土木技術者個人の技術力向上のみならず、施工管理技術の発展や現場改善の活動を、今後強力に押し進めて参る所存です。

 具体的には、これまで力を入れて来た継続学習制度(CPDS)の信頼性の向上を引き続き図るとともに、「どぼく検定」など新しいタイプの学習システムを模索いたします。また、従来行ってきた現場の技術者へのアンケートによる現場の声の集約し、海外との情報交換、発注者との意見交換、こうした活動を通じて、現場の改善を図っていきたいと考えております。

 

 連合会は、これまでの諸先輩の熱い思いを忘れず、現在の激しく変化する時代の動きをつかみ、これからも一層、技術者の技術力向上や施工技術の発展、現場改善、などに向けて努力を続けてまいる所存であります。今後とも皆様方のご支援、ご協力をお願いいたしまして、簡単ではありますが私の御挨拶と致します。